秘策明かした!阪神・金本監督、ロサリオ&ナバーロW起用で逆襲(サンケイスポーツ)

セ・リーグ阪神-DeNA=雨天中止、7日、甲子園)阪神はDeNA戦(甲子園)が雨天中止となった7日、甲子園の室内練習場で練習を行った。3戦連続&今季12度目の中止決定後、金本知憲監督(50)が、2軍調整が続くウィリン・ロサリオ内野手(29)に言及し、今後の外国人野手2人態勢について「あるよ十分」と明言した。16日からの後半戦での復活に期待。エフレン・ナバーロ内野手(32)とのダブル起用で一気に巻き返す。

 これほどまでに降り続いては、野球どころではない。大雨の前では虎もなすすべがなく、3日連続の中止を受け入れるしかなかった。だが、捉えようによっては“あの男たちを待つ”時間を得られたとも言える。金本監督は後半戦をにらみ、超人糸井だけではなく、ロサリオにも期待。ナバーロとの助っ人ダブル起用構想を膨らませていた。

 「糸井もいないし、ロサリオもな、もしかしたら、調子が悪い期間というか(不在の期間が)短くて済むというね。短くて済むというか、後で試合をできるという」

 ロサリオの名前に意表を突かれた報道陣が「まだ戻ってくることを…」と、質問の最後の言葉まで発する前に、将は「そら期待してますよ、そりゃあ」と言い切った。さらに外国人野手2人態勢について「あるよ十分、マテオが悪かったりしたら」と前向きだった。

 ナバーロは緊急獲得ながら、来日初打席でタイムリーを打つなど、5試合で14打数4安打3打点、打率・286と日本球界への早い順応を見せている。頼もしくなった陽川も4番にドッシリと構える。一塁をロサリオとどちらに任せるのか、うれしい悩みになるほど、層が厚くなってきた。金本政権では野手の助っ人2人がフルシーズン活躍した例はなく、その破壊力は期待できる。

 じっくりと練習ができた、今回の雨天中止の期間に、見てみたいという気持ちもあったという。だが6月30日から、ロサリオは「腰の張り」で戦線を離脱していた。金本監督も「腰が痛いっていうから。呼べないのよ。呼ぼうと思ったんだけど」と残念がる。

 ロサリオは新助っ人では球団史上最高となる年俸3億4000万円で加入したが、6月3日に出場選手登録を抹消されたままだ。打率・230、4本塁打、22打点で、日本の投手の変化球攻めにまったく対応できず。最後は指揮官が「彼は今もう全部、見失っているから」と語ったほどだった。

 見失ったものさえ取り戻してくれれば。その願いはチームの誰もが抱いている。米大リーグ通算71発。韓国ハンファでは2年連続で打率3割、30本塁打、100打点超。今年2月の沖縄・宜野座キャンプでも豪快なアーチ、実戦3連発アーチでド肝を抜いた。1カ月のファーム生活で「らしさ」さえ取り戻してくれれば、これほど期待できる“補強”はない。

 すでに復活への道のりは見えており、腰の張りは回復。この日の午前中に甲子園室内で行われた2軍の全体練習に参加。フリー打撃などで汗を流した。順調なら9、10日のウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で実戦復帰する見通しだ。

 勝負の夏、秋が待つ。ロサリオ、ナバーロのダブル起用で、虎の進む道は一気に晴れ渡る。