「偉大な叔父」清水宏保氏譲りの粘り腰で甥の賢亮3位(日刊スポーツ)

レスリング:東日本学生春季新人戦>◇27日◇東京・駒沢体育館

 男子グレコローマンスタイル55キロ級で清水賢亮(18=拓大)が3位入賞した。

 叔父は98年長野五輪スピードスケート男子500メートル金メダルの清水宏保氏(44)。昨年8月の世界ジュニア選手権グレコローマンスタイル50キロ級で銅メダルを獲得した実力者は、偉大な叔父とは違う競技で憧れの五輪を目指す。

 敗れた準決勝、北海道国体予選で完敗した相手に、劣勢になりながらも食らいついた。0-7の終盤に、意地の3ポイント獲得。叔父譲りの粘り腰で、相手の隙を生んだ。「(3位は)悔しいけど、相手との差を詰められた」。大学に入り食生活を見直し、ウエートトレーニングも取り入れ体重は5キロ増。自身の成長を感じた。

 大学進学で上京するまで、宏保氏とは1カ月に1回は連絡を取り合った。大学の進路選びでは父の母校・日大など複数の候補で迷う中「自分が行きたいところにいけ」と、自身が得意とするグレコローマンスタイルの育成に強みを持つ拓大進学へ背中を押された。

 レスリングを始めたのは、日大レスリング部OBの父の存在が大きい。小学生の時に3年間ほどスピードスケートを習ったが「寒がりの自分には合わなかった」と、叔父とは違う道を選択。それでもスピードスケートで培った足腰の強さは「今に生きている部分はある」とうなずいた。

 「叔父は偉大すぎる。自分はまだまだ」と謙遜するが、「五輪に憧れはある。いつか出られたら」と青写真を描いた。【佐藤礼征】